軽量linux「Puppy」をやめ、「LinuxBean」をインストール

軽量linux「Puppy」をやめ、「LinuxBean」をインストール

とあるお客様からディスクトップ型Windows XP PC(CPU 2.79GHZ、HDD 256GB、RAM 512MB)の処分を依頼されました。

事務所に戻り、このWindows XP PCの配線後、Windows XP PCの電源を入れたら、『ブーブー』の警告音。
?????
何故。

ネットで調べたらマザーボードの不具合の可能性ありかも‥。
ここで閃いたのが、ひょっとしたらクルマで移動中にメモリーがマザーボードからがたついたのではと考え、メモリー抜き差し埃を落とした後、しっかりとサイドのピンで抑えなおし、再電源を入れたところ無時、Windows XPが起動しました。

廃棄する前に再利用をできないかと思い、低スペックのPCでもサクサク動作するLinuxを探したところ、Puppy Linuxにたどり着きました。

このWindows XP PCのエアダクトには、10年分の埃が蓄積していましたので、その除去、ついでに筐体内部、周辺、ボードの埃も綺麗に取り除きました。

さらにディスプレ液晶面にボールペンで書き込まれた痕跡がありましたので、「マニュキア除光液」とコットンを使ってこれもきれいに落としました。この技は娘たちから教えてもらいました。

別PCで、Puppy Linuxの最新版(ISO形式)をダウンロードしCDに書き込みました。
このCDでWindows XP PCをBOOTしたら、即、Puppy Linuxが起動しました。

欲をかきHDDにインストールしたくなり、パーティション定義に着手しました。

これが泥沼の始まりでした。

パーティションの定義は、フリーのGPartedを使用しました。
時間がかかるパーティション作成の途中経過を見るため、GPartedの「詳細」リンクを開き、その後、【キャンセル】ボタンを押したら、GPartedが終了したではありませんか。

パーティション定義が途中終了してしまったということは、OSがHDDパーティションを認識ができなくなっている可能性が高いと言わざるを得ません。

再度、GPartedを起動したところ、「スキャン」が終わらない状態になってしまいました。
このままでは、Puppy LinuxをHDD起動で動作させることができません。
この時点で、Windows XPはBOOTしなくなっています。

ネットで調べてみると、BIOS設定から「floppy disk」を外せば「スキャン」が早くなるらしいとのことで、トライするもNG。

次に試みたのが、HDDの初期化。
CD-ROMまたはDVD-ROMから起動することが可能なDebianベースのLinuxディストリビューションknoppixを使用して、HDDを完全消去することにしました。

knoppixをCDからBOOT後、端末から消去コマンドを実行しましたが、これも時間がかかるので、(せっかちな僕は)実行中のコマンドを強制終了指示。
当然、強制終了する前に、次の施策を見つけていましたよ。

やはりknoppixを使用して、HDDのフォーマットです。
小生好みのクイックレスポンス。

いいね。

knoppixをshutdown後、CDからPuppy LinuxをBOOTしました。

早速、GPartedを起動したところ、「スキャン」もすんなり終了し、パーティションを定義できる状態になりました。

やはり、思います。
Puppy LinuxGPartedは、処理速度が遅い。
ネットでは、24時間かかったとか、それ以上かかったとか恐ろしいほど遅いです。

そこで、また調べました。

次のLinuxはLinuxBeanです。

結果、これがいいね。
CDからインストールして、HDDから起動できるインストーラーが付いています。
快適に動作しています。
Linux恐るべし、Windows何やってんだぁ、

低スペックPCで動作する軽量Linuxとしてはいい線云っていると思います。

おって、使用感をレポートします。

▼ その後のコノPCは

他のディスクトップPC1台にcentOSを、
ノートPC2台それぞれに、LinuxBeanVine Linuxをインストールして遊んでいます。

ノートPCの1台と同じOSでは芸がないのでlbuntuをインストールしてみました。
今のところ、トラブルもなく遊べています。

DELL inspiron 1526(Windows Vista)にLinuxBeanインストール、その顛末

購入後、8年経過したWindos Vistaの低スペックPC、起動はうんざりするほど遅く(恐らく3分以上)、Webブラウザの起動も遅く、シャットダウンも遅い。
イライラしまくりでしたので、このPCもLinuxBean化することにしました。

過去2台のPCはすなおに、何の問題もなくインストール、その後の起動ができました。
このPCに限っては、ささやかな問題続出。

(1)LinuxBeanから、最新のLinux bean14042-150501.iso (日付: 2015-05-01, サイズ: 647.2 MB) をダウンロード

(2)CDにiso形式で書き込み

(3)PCに(2)のCDをセットし、PC再起動直後にBIOS設定(F2キー)メニューにて、DVD/CDドライブを最優先ブート順位にセットしブート開始。

(4)後は、放っておけば、LinuxBeanのインストールが終了するはずなのですが、黒い画面に「??$」と出て止まってしまいました。
  ネットで調べたeeePCにlinuxBeanをインストールしたときのメモを参考に、
  Xウィンドウを直接起動する下記コマンド

  「$ startx」を入力してCDブート完了。

(5)続いてデスクトップのインストールアイコンをダブルクリックしてもインストールを試みるも、ウントモスントモしません。
 全く反応しません。

 困りましたが、
 ネットで調べた軽量Linuxを試す/linuxBeanのインストールを参考に、
 ターミナルエミュレータに下記コマンドを入力して、インストール開始。

 ubiquity gtk_ui –automatic

 後は、ほとんどデフォルト値に従って作業を進めていけば、LinuxBeanのHDDインストール完了。

▼ その後のコノPCは

相性があるもので、「ソフトパッケージ」のアップディト中、エラーを多発。
こりゃダメだ。
前段のインストール時の微妙なトラブルは、これを物語っていたかも。

次に有名なubuntuをインストール。
利用してみて、ユーザーインタフェース・ベース(ディスクトップ)の「システム」カスタマイズが、思った通りに行えませんした。
こりゃダメだ。

次にVine Linux(国産Linux)をインストール。
今、これに落ち着いています。

人と同じで、PCの素性とOSの素性、さらに利用者にも相性がありますね。

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