小話21~30

小話21~30

【小話-21】父はサラリーマンです

次女がある日、ポツリポツリ話し出しました。

次女『今だから言うんだけどね、ズーッとお父さんはマラソン・ランナーだと思っていたの。

でもテレビに出ないから、なんだか変だな~と思っていたの。』

次女が2歳の時からズーッと通勤ランしていたからね。

【小話-22】クロスカントリー・スキーを初めて理解した時

とある年の10月、谷川岳天神平スキー場から待望の滑走化の情報が入りました。

初めてのクロカン、斜面をスイスイと快適に登っていけました。

さあ、滑ろうか。

まる高『あっ~、曲がらない、止まらない。そうだ、エッジがないんだ、かかとが離れてしまうんだ、板が細すぎて不安定なんだ』

この瞬間まで気が付かなかった。

【小話-23】威風堂々の人

昔、秋葉原のシントク電気本店(今は倒産してありません)でバイトしていた頃の話です。

接客中に平気でオナラをする店員がいました。

でも、客は楽しそうでした。

その店員は茨城県人でした。

『アッハッハ、これは幸せだっ屁(ぺ)』

【小話-24】炎の先輩

学生時代、弘前大探検部の小笠原先輩に『すごいものを見せるから、下宿に来い』と誘われました。

下宿で先輩は仰向けに寝て尻をちょっと上げて、自転車のペダルを踏むように足を回転させました。

先輩『来たぞ、早くライタをよこせ』

火をつけた瞬間、ボッ。

先輩『あっちー、強すぎた』

先輩の尻から、確かに炎が出るのを確認しました。

朝から、何と卵を10ヶ位食べたそうです。

【小話-25】なんてこった

昔、岩手県下閉伊郡岩泉町の氷渡洞にケービングに行った時のことです。

洞窟奥に地底湖あり、その奥に進むために持参したエアーマットを二段重ねにしてロープでくくりつけました。

体重の一番軽いまる高がそのエアーマットに乗ることになりました。

暗闇の中、ヘッドライトのわずかな灯かりで、両手で水を掻き快適に進んでいたが、水中の鋭角の岩にエアーマットをひっかけてしまいました。

まる高『あーっ、沈むー、ぬれたくない、助けてくれぇー』、パニックです。

ところが、湖底に立ったら、膝くらいの深さでした。

【小話-26】パチンコに負けて、表彰された

とある暑い夏の日、パチンコで大負けしました。

東京・総武線新小岩駅に下車したら、駅前のロータリーに献血車が停車していました。

よし、熱くなっているので、血を抜いて沈めるかと思い立ち、献血の申し入れをしたところ、

係りの人から、『あなたは葛飾ロータリ・クラブの献血者○○万人ですので、表彰されます。』

てなわけで、写真撮影をし、ドライヤーとチョコレートの詰め合わせを戴いた次第です。

いやーっ、感謝されてしまいました。

【小話-27】母は正直者

母親『これを食べるかい』

まる高『夏みかんですか』

母親『違うの、サマーオレンジ』

まる高『うっ………… (・_・;)』

確かに包み紙にはサマーオレンジと書いてあった。

【小話-28】スバル360とオバサン

あの往年の名車スバル360が街角に止まっていました。

その横でオバサンがパニック状態で『エンストしたので調べたら、この車、エンジンがないんです』とオタオタしていました。

フロントのボンネットを開けて、『ほら、エンジンがないでしょう』って同意を求めるんです。

『あの、スバル360はRR(リヤ・エンジン、リヤ・ドライブ)なんですが。』、通じていないようでした。

【小話-29】やっぱり、仲が悪かった

長女とお母さんがハデに口喧嘩をし、長女は家の外に飛び出した。

家の中では、

次女、「お母さん、お姉ちゃんは本当はお母さんのことが好きなんだよ。だって、お姉ちゃんの部屋にお母さんの写真飾ってあるもの」

お母さん、「私がおいたの」

次女、「 (^^;;ウ-ム 」

【小話-30】真上から見ると、同じなんです

小生の職場には、ハゲが2名おります。

ある晩、会社帰りに一杯飲むことになりました。

酒がだいぶ入った頃です。

小生がトイレ帰りに座っている後輩のハゲの頭を右手でなでなでしながら、

小生「たばこ、1本くれよ」

後輩のハゲ?「なんだこら、まる高か」

小生「あれーっ、…(>o< ")」 後輩のハゲは既に帰っており、なでたハゲはハゲの部長でした。

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